監修・文責:辻井正次(中京大学 現代社会学部 教授)
これまでのLIUB
私たちLIUBあいち実行委員会、中京大学 現代社会学部 辻井正次研究室は、毎年LIUBイベントを開催しています。
ここでは、2023年・2024年に開催し たメタバースを活用したLIUBイベントについて紹介します。
2023年
LIUB2023 in The Metaverse
2023年4月2日(日) 9:00~19:30
「理解する」「遊ぶ」「鑑賞する」の3つをテーマに、各企画を実施しました。

モニター神経衰弱
記号と自閉症の特性・特徴を書いたトランプカードを、より多く獲得した人が勝利となる神経衰弱ゲームを行いました。

自閉症クイズ
自閉症に関する知識を楽しく知ることができる○×クイズを全員同時参加形式で行いました。

市民公開講座
有識者による、自閉症に関する講座を行いました。
左右にスワイプ
共催:CMC GROUP
後援:愛知県・大府市・岡崎市(順不同)
協力:木村情報技術株式会社
2024年
LIUB2024 in The Metaverse
2024年3月31日(日)~4月2日(火) 9:00~19:00
「“見て”学ぶ」「“聞いて”学ぶ」「“体験して”学ぶ」の3つをテーマに、各企画を実施しました。

アート展示
自閉症当事者が制作したアート作品やインタビュー動画を展示しました。

啓発ドラマ
辻井研究室の学生が制作した、自閉症啓発のためのドラマを放映しました。

ブルーライトアップイベント
4月2日のブルーライトアップに合わせ、メタバース空間内でダンスパーティや意見交換会を行いました。
左右 にスワイプ
共催:CMC GROUP
後援:大府市・岡崎市(順不同)
協力:木村情報技術株式会社
自閉症 × メタバースの理由
1
コミュニケーションの
ハードルが低い
自閉症当事者のコミュニケーションが苦手という特性も、メタバース空間ではアバターを通して参加できることにより、他者とのコミュニケーションに対する不安が軽減されます。
自閉症当事者のコミュニ ケーションが苦手という特性も、
メタバース空間ではアバターを通して参加できることにより、
他者とのコミュニケーションに対する不安が軽減されます。
2
自分の快適な場所から
参加できる
自閉症当事者の感覚過敏・感覚鈍麻の特性も、PC1台で場所を問わず参加できることにより、参加に対するストレスが軽減されます。
自閉症当事者の感覚過敏・感覚鈍麻の特性も、
PC1台で 場所を問わず参加できることにより、
参加に対するストレスが軽減されます。
3
家族や友人同士で
参加できる
家族や支援者、遠方にいる友人もメタバース上に集まることにより、意見を交換し合いながら一緒に自閉症に対する理解を深められます。
家族や支援者、遠方にいる友人もメタバース上に集まることにより、
意見を交換し合いながら一緒に自閉症に対する理解を深められます。
参加者の感想(2年分)
自分の顔を現すことなく
アバターで参加することについて

(n=58)
自閉症啓発にメタバース空間を
活用することについて

(n=58)
感想一覧(一部抜粋)
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自閉症について詳しく知ることが出来ました。
ゲームなどでとても楽しく、分かりやすく自閉症について学ぶことができてとても良かったです。
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普段触れることのない自閉症について学ぶことができ、他大学の学んでいる内容、
様子を知ることができる点においても有意義に過ごすことができました。
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初めてメタバースに参加して、いろいろな可能性を考えることができた。
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オンラインでのセミナーよりライブ感があってよいと思いました。
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メタバースは以前から興味があったので楽しいひと時でありましたが、
スマホゲームに慣れているせいか操作はやりにくさを感じてしまいました。
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作品を実際に見なくても、画面上でも作品をしっかりと見ることができ感じることができてよかったです。
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実際に会場でやるのもいいと思うが、このようにメタバース空間を用いるのは全国各地から参加できるので規模が広がり、
色んな人の目につく機会になり、良いと思った。
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今回で少し経験できたのでハードルが下がり、またメタバースイベントがあったら参加にチャレンジしたいと感じました。
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運営のバタバタもふくめて、新しいことにチャレンジしている臨場感があり、楽しいです。